蝶ケ岳・常念岳

2677m・2857m

H15.6.20(金)〜6.22(日)

6.29(金) 磐田(18:10)−三股(22:30)   高速使用

6.21(土) 三股(4:20  5:40)ー前常念避難小屋(10:00)−常念岳(11:25 12:10)
        蝶ケ岳(15:45)

6.22(日) 蝶ガ岳(4:00 6:50)ー三股(10:00)

 

6.20(金)  今回の山は、急遽行くことになった。お昼過ぎ、パートナーから携帯にメールが
         入り、体調がいまいちなので、代わりに行かないかとのこと。二つ返事で決定。
         毎日、山に関する本や地図を見て過ごし、ザックの中はすぐ行けるよういつも
         スタンバイOKの状態。
         今週末は留守番の予定だっただけにご褒美(何の?)をもらった思い。  

         常念・蝶は昨年6月初旬に登った思い出の山のひとつ。その時は、残雪が多く
         蝶槍からの急斜面にひと苦労したことを思い出した。

6.21(土) 4時20分起床。雲の動きは速く,雲の合間から時々青空が見える。
        三股からは針葉樹林帯のひたすら長い登り。途中、コンクリートの土台があった。
        何の土台か分からなかったが、帰宅後調べてみたところ、標準点櫓跡とのこと。
       
        やがて、巨石帯の登山道になる。北アルプスらしい雰囲気。
        次第にガスがかかり全く展望がなかったが、避難小屋を過ぎたあたりから風の
        流れが速くなり、突然常念の頂上が姿を現した。今まで見えなかったものが
        見えると言うのはひとしおの感動である。人生みたい。

        それ以降ガスがかかることはなく、すばらしい展望に恵まれる。
        この夏、行く予定の岳沢から穂高連峰、槍の稜線を飽きることなく眺める。
        
        常念岳山頂で大休止をとり、蝶ガ岳を目指す。ガレ場の稜線を急降下。膝の
        悪い私にとって少々しんどい思いだが、ゆっくり降りるのが一番ということは、
        身にしみているので、セオリ通りゆっくりゆっくり一歩ずつ足をすすめる。

        蝶槍の手前の潅木帯の登山道でシカの死骸を見つける。熊にやられたのか
        すでに肉はなく、毛と骨だけになっていた。

        ここの登りは今回の山の中で、一番きつく、心拍数もすぐ上がり体力不足を
        感じたが,飴をなめ、ぜりーを食べたところ、元気になった。単純な私。

        蝶ガ岳ヒュッテのベンチで休んでいたところ、お嬢さんと二人で山に来たと
        いう女性に出会った。私の郷里の石川から見えた方で、なんと白山を日帰り
        トレーニングをしていらっしゃるとのこと。超越した逞しさに圧倒された。
        周りを暖かくしてくれるさわやかさに、心が和んだ。



 6.2(日) 4時起床。風はなく、東の空に薄い雲がかかっている。白白と夜が明ける
        このひと時は、無宗教の私でも神妙な面持ちになる。
        
        ゆっくり朝の支度をし、蝶ガ岳ヒュッテを出発。記念にバッチを購入。常念岳
        のバッチも欲しかったが置いてなかった。(当然だと言えば当然だが)

        三股への下山道は、所々お花が道を飾ってくれていた。        

        

2003年

常念山頂

蝶槍付近で出会った雷鳥

夕焼けの槍ヶ岳

蝶ガ岳山頂

朝焼けの常念岳

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